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事業展開を担う今の自分の基礎地は、柳学園で過ごした6年間につくられた

井口 徹也さん

株式会社ディー・エヌ・エー

ゲームサービス事業本部 本部長

蒼開中学校・高等学校の前身である柳学園中学校・高等学校を卒業後、2009年4月、京都大学法学部に進学。2013年4月、株式会社ディー・エヌ・エーに入社。
以来、ゲーム事業のプランナー、プロデューサー、子会社の代表取締役などを歴任し、2022年より現職。ゲーム事業全体を統括しながら、自身が開発・運営に携わったアプリゲームのプロデューサーも兼務する。

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ゲームをグローバルに展開するという大きなチャレンジを楽しむ日々

大学3年生の夏までは、弁護士か官僚を目指そうと考えていました。興味すらなかったビジネスの世界に身を置くきっかけとなったのは、DeNAのサマーインターンです。初めてその面白さに触れ、入社を決めました。もともとゲームはしないほうだったのですが、ゲーム事業に配属され、2年目にはゲームの開発・運営を担うプロデューサーに。その後、スマートフォン用ゲームアプリ『ポケモンマスターズ』、スマートフォン向けのポケモンカードアプリ『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』の開発・運営などにも携わりました。

現在は、グローバルに展開するゲームの開発を進めているところです。どのような開発スタイルをとるのか、どのようなジャンルに絞るのかといった戦略を練るところに、この仕事の面白さがあると感じています。

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高校で身についた勉強習慣と先生の個別指導を力に、京都大学へ

中学時代は、部活動や読書を楽しみながら、宿題やテスト勉強など目の前のことに真面目に取り組んでいました。受験勉強は硬式テニス部を引退した高2の夏からスタート。大学受験に関する知識がなく、塾にも行っていなかった私が京都大学を目指すうえで支えとなったのが、先生方の個別指導です。勉強だけにとどまらず、模試の結果に一喜一憂することなく受験勉強を乗り切るメンタリティも教えていただきました。また普段から、物理の先生が課題とは別に自主学習プリントを用意してくださったり、英語の先生が「こなした参考書の冊数を競う企画」を用意してくださったりと、意欲さえあれば自分のペースでどんどん積み重ねていける環境を用意してくださっていたことも大きかったです。受験勉強を始める頃には、自分で計画を立てて実践する“癖”がついていました。柳学園で基礎学力はもちろん、自ら学ぶ姿勢も確立できていたので、大学でも学業で苦労することはなく、スムーズに単位を取得することができました。

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柳学園だからこそ得られた、社会で活きる強み

柳学園の最大の魅力は、少人数制と伸び伸びと過ごせる環境にあると感じます。1学年60名という、いわば閉ざされた環境のもとで身についた“誰とでも仲良くなるスキル”は、約700名の部下をはじめ、さまざまな人と人間関係を構築するうえで役立っています。また、ゲーム事業のトップとして主体的に考え行動できる今の自分があるのは、中高時代、伸びやかに考える基礎地が形成されていたからこそ。まさに「自ら人生を切り拓きたい」という人に、ぴったりの学校だと思います。入学したら、生徒一人ひとりに光があたる恵まれた環境を最大限に活かして、自分らしさや強みを磨いてください。

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柳学園で培った継続して
努力する姿勢が、
新製品を世に送り出す原動力。

山口 亮さん

ネスレ日本株式会社

生産本部 製造サービス部 コンフェクショナリー課

蒼開中学校・高等学校の前身である柳学園中学校・高等学校を卒業後、2004年4月、九州大学農学部に進学。生物資源科学を専攻し、2010年3月、大学院修士課程を修了。ネスレ日本株式会社に入社後は、工場の工程改善から新ラインの立ち上げ、新製品の開発まで幅広い業務を経験。現在は霞ケ浦工場にて、主に「キットカット」の新製品開発・リニューアルを担当。

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手掛けた製品を「おいしい」と言っていただけることが最大の喜び

ネスレを志望するきっかけになったのは、大学の卒業研究です。生ゴミなどを有効活用し、環境にやさしい生分解性プラスチックの原料を作る研究を通して、食品とモノづくりへの興味が芽生えました。数ある食品メーカーの中でも、外資系ならではの常に世界を感じながら仕事ができる環境に惹かれて入社。さまざまな部署・業務を経験しました。

現在は主に、『キットカット』の新製品開発に従事しています。担当した製品の一つが、2024年に発売した「キットカット ブルーベリーチーズケーキ味 富士山パック」。海外にあるネスレの研究所が開発した技術を応用した、ネスレ日本では初となる「キットカット」で富士山の象徴的な青と白を表現した、グラデーションカラーが特徴の製品です。完成までは、毎日のように海外の担当者とミーティングをしたり、試作→試食→改良を重ねたりと試行錯誤の連続でした。だからこそ、スーパーなどで購入してくださっている姿を見た瞬間や、「おいしい」というお言葉をいただいたときには、本当にうれしいです。

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進路実現できたのは、仲間の存在と先生方のサポートがあったからこそ

柳学園を選んだのは、「大学進学を目指しながら、部活も一生懸命やりたい」と考えていた私にぴったりの環境だと感じたからです。入学後は硬式テニス部に所属し、中学時代は練習に明け暮れていましたね。未経験からのスタートながら、中2・中3に全国大会出場も果たしました。受験を意識し始めたのは高1の後半です。放課後は下校時間ギリギリまで、友だちと一緒に教室で勉強していました。1月の大学入試センター試験(現 大学入学共通テスト)終了後も毎日登校し、皆と二次試験対策に取り組んだことを覚えています。


進路実現の支えとなった一つは、こうした「皆で頑張ろう」という雰囲気。そしてもう一つは、先生方の存在です。進路の明確化から志望校の決定、苦手教科の克服、志望校に対応した教材の準備、その添削に至るまで、きめ細かくサポートしていただきました。

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部活動や受験勉強を通じて努力し続けることの大切さを実感

柳学園は私にとって“第2の家”のような居心地のよい場所でした。だから部活動や勉強にも全力で打ち込めましたし、その日々を通して、継続して努力する力や諦めない姿勢を身につけることができました。業務に関する知識や英語の勉強を続けている今の自分があるのは、中高時代に「努力すれば目標達成できる」という実感を得られたからこそだと感じています。

これから蒼開で学ぶ皆さんにも、いろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。一歩踏み出すことで得られる経験の一つひとつが、きっと、あなたの人生の糧になるはずです。